出入国在留管理庁|令和5年度外国人受入環境整備交付金を活用した地方公共団体における一元的相談窓口の現況について

報道発表資料

・外国人受入環境整備交付金の整備事業及び運営事業の両方又はいずれか一方の交付決定を行った地方公共団体数は、令和5年度において、238団体。
・令和5年度の一元的相談窓口における相談受付件数(相談内容ごとに計上した件数の合計)は、55万8,040件。

1 令和5年度外国人受入環境整備交付金の交付決定状況(別添)

 外国人受入環境整備交付金は、在留外国人に対して生活全般に係る情報提供や相談対応を多言語で行う一元的相談窓口を整備・運営する地方公共団体を支援するもので、整備事業(平成31年2月から実施)と運営事業(平成31年4月から実施)があります。 整備事業及び運営事業の両方又はいずれか一方の交付決定を行った団体数は、令和5年度においては238団体でした。このうち、13団体については、令和5年度に初めて交付決定を行いました。

2 一元的相談窓口の設置状況

 外国人受入環境整備交付金の交付を受けたことがある地方公共団体(264団体)のうち、令和5年度末時点において、一元的相談窓口を運営している地方公共団体は、全国で261団体(注)となっています。 261団体のうち、47団体が都道府県、19団体が政令指定都市、195団体が市区町村(政令指定都市を除く。)となっています。 また、市区町村(政令指定都市を含む。)について、外国人住民の人口規模別にみると、500人未満が16団体、500人以上1,000人未満が23団体、1,000人以上5,000人未満が92団体、5,000人以上が83団体となっています。

3 一元的相談窓口における相談実施状況

 令和5年度の一元的相談窓口における相談受付件数(相談内容ごとに計上した件数の合計)は、55万8,040件となっています。 相談内容の内訳は、税金(10.9%)、手続一般(10.2%)、社会保険・年金(8.5%)、入管手続(6.9%)、通訳・翻訳(6.8%)の順に多くなっています。 また、相談対応等において用いた言語は、ポルトガル語(38.6%)、日本語(20.4%)、英語(12.0%)、スペイン語(9.5%)の順に多く、これら4言語で全体の80.5%を占めています。 さらに、相談手段別では、来訪(62.5%)、電話(28.6%)で全体の91.1%を占めています。

(注)交付金の対象となる事業は、複数の地方公共団体が共同で行うことが可能です(共同方式)。令和3年度及び令和4年度の現況報告の中では、年度末時点で一元的相談窓口を運営している団体数について、複数の地方公共団体が共同で一つの事業を行う場合は「1団体」として計上していましたが、令和5年度からは、交付決定を行った地方公共団体数を計上することとしています。



出典:出入国在留管理庁 Webサイト
https://www.moj.go.jp/isa/12_00141.html