法務省|総合職内定者からのメッセージ
このページでは、総合職志望者の皆さんに向けて、法務省の総合職内定者からのメッセージを掲載しています。
法務省の志望動機や受験勉強・官庁訪問に関するアドバイスなど、これから法務省を目指すに当たって役立つ情報がたくさん詰まっていますので、ぜひ参考にしてください!
施設課内定者
総合職(工学)・男性
北海道へ行った時の一枚。苦笑いなのは突然吹雪に見舞われたからです。
◆法務省を選んだ理由や決め手は?
大きな決め手の一つになったのは、4月に行われた総合職全体の説明会で、職員の方々が温かく迎え入れてくれたことです。知っている人が一人もいない中、マンツーマンで自己紹介してくれたり、職員方同士が笑顔でお話ししてらしゃる姿を見て、私もぜひこの職場で働いてみたいと感じたことが法務省を第一希望にした理由です。また、施設課の担当している業務が国内で唯一のものであること、海外経験も積めることなどから、自分の知らない世界で働くことの素晴らしさを実感できると考えたからです。
◆1次試験の受験対策
私は、大学が運営している公務員試験受験対策講座を受けていました。工学区分の受験でした。基礎能力試験では、英語と数的処理が点数の半分以上を占めていたので、その部分を市販の参考書で過去問を徹底的に解いて対策しました。暗記教科は膨大な試験範囲の割に配点が少なかったのでほとんど対策せず、得意な理科科目を復習する程度でした。総合職試験の平均点は5割もないので、英語と数的処理で半分をとる意識で、演習メインで進めていきました。
◆2次試験の受験対策
2次試験は専門試験と、面接でした。専門試験は工学区分の数学物理、建築を選択しました。数学物理については難易度はそこまでであったので、メインは建築分野の暗記を参考書を元に進めていきました。面接については実践あるのみだと感じました。自分の考えていることを言葉に変換するのが案外難しく、大学で行っている面接対策では、何度も言葉が詰まりました。ですので、何度も面接とエントリーシートの添削を誰でもいいのでお願いして、一人で解決しないように心掛けていました。
◆官庁訪問の対策
一番心がけていたことは、自分がこの職場でどのような活躍ができるかを職員の方々に理解していただくことです。きれいごとを並べるのは簡単ですが、具体性を持った話をしなくては、相手に伝えたいことが伝わらないと考えました。このことは、官庁訪問前よりも、官庁訪問中に強く感じたことです。ですので、これから官庁訪問が控えている方にはぜひ、できるだけ多く官庁訪問をした方が自分の面接力が挙がっていくと思います。面接は経験で得られるものがほとんどすべてだと考えているので、可能な限り面接の機会は増やすようにしましょう!
◆法務省の官庁訪問で印象に残っていること
私が一番印象に残っていたのは、拘束時間の短さです。官庁訪問は朝集合して、夕方から夜にかけて常に職員の方と面談、面接するイメージを持っていたので、拘束時間が常に2,3時間程度の法務省での官庁訪問は非常に驚きました。また、他省庁の様に厳かな雰囲気はなく、受験者1人1人丁寧に接していると感じて、終わってみれば、官庁訪問中に挫折することなく訪問できた大きな要因ではないかと考えました。法務省での官庁訪問はストレスを感じることなく終えれたと今でも思っています。
◆受験期から内定までを振り返って
あっというまに終わってしまった。そんな印象です。国家公務員試験は扱う試験範囲の多さや、面接の多さは公務員試験の中でも随一です。私は1年前から対策をはじめましたが、その膨大な対策の量から気が遠くなることもしばしばありました。それでも、最後まで完走できたのは、自分の実力がどこまで通用するのか、家族に良い知らせをしてあげたいことなど、自分の中でいくつかのモチベーションを作ってあげたことが、大きな要因になったのではないかと考えています。
◆法務省志望者へのメッセージ
とにかく、仲間をできるだけたくさん作ってください!大学、予備校、説明会、きっかけは何でもあると思います。私はこの1年間、心から相談できる人は誰一人いませんでした。自分が今受験者のどの位置にいるのか、他の人はどのように過去問を解き、面接対策をしたのか、何も知ることができず、かなり厳しい環境だったし、正直2度と経験したくないです。(笑)皆様にはそうなってほしくないので、ぜひ信頼できる相談相手を最低1人は探してください。法務省で会えるを楽しみにしています!自分の力を信じて頑張ってください!
総合職(工学(院卒))・男性
誇りを持って業務に取り組みます!
◆法務省を選んだ理由や決め手は?
今まで培ってきた建築学を人々の社会復帰の場として提供できることにやりがいを感じたためです。大学では建築を専攻していたため建築に携わる仕事に就きたいと考えていましたが、法務省が受け持つ”矯正建築”という聞いたことのない分野に興味を持ったため強く志望しました。施設課の職員として矯正建築に携われることに誇りを持って業務に携わりたいと思います。
◆1次試験の受験対策
専門科目を中心に勉強しました。選択が建築であったので大学で学んだ知識を活用しながら二級建築士のテキストを購入して勉強しました。教養科目は出題頻度の高いと思われる数的処理などを中心に、確実に得点できる問題を増やしていくような感覚で勉強をしました。出来る問題が増えていく事がモチベーションアップにも繋がり、自分に合った勉強法を見つけられました。
◆2次試験の受験対策
専門記述は建築ですので製図試験でした。総合職試験の過去問を数問取り組むことで回答の一連の流れを確認しつつ本番に向けて時間配分を考えて取り組みました。面接試験では面接カードに記載された事項について質問があるので、記入する段階でどの様な質問があるか、自分ならどの様な質問をするかを面接官目線で考えることで試験に臨みました。
◆官庁訪問の対策
とにかく、自己分析を徹底しました。自分の長所と短所を明確にすることで法務省の職員としての在り方を確立させました。さらに、ホームページやパンフレットを確認することで具体的な業務も理解することが出来たので安心して当日を迎えられたと思います。また、緊張により相手の目を見て話す、挨拶をしっかりとするといった基本的な事が疎かにならないように気を付けて臨みました。
◆法務省の官庁訪問で印象に残っていること
他の省庁と比べて訪問時間が短かった事がとても印象に残りました。短い時間でしたが、面接は訪問者一人一人に対して行われるため自分の意見等を伝えやすく質の高い面接となりました。また、集合場所で待機して呼ばれたら面接に伺うといったとても分かりやすいシステムとなっており、訪問前に気持ちを落ち着かせたり、訪問カードを確認したりする時間があったことも印象的でした。
◆受験期から内定までを振り返って
全体的に見ればとても長い期間の取り組みでしたが、毎日忙しく取り組んでいたため体感的にはあっという間の試験期間でした。この期間中に国家公務員としての在り方や自分自身の長所、短所を再確認することが出来たためとても貴重な経験を得られたと思います。この経験を大切にこれからの業務に着手していきたいと考えております。
◆法務省志望者へのメッセージ
私は、公務員試験で一番大切なことは”元気でいること”と教わりました。国家公務員試験は自分との戦いです。今回の試験で私は、元気よく根気よく諦めずに挑み続けることが大切であることを学びました。勉強不足で不安になる時も他の試験で不合格を貰ってつらい時も、内定をつかみ取る気持ちだけは切らさずに自分を信じて頑張ってください。応援しています。
出典:法務省 Webサイト
https://www.moj.go.jp/jinji/shomu/jinji02_00026.html