法務省|鈴木法務大臣年頭所感【令和7年1月8日(水)】

 皆様、新年明けましておめでとうございます。このようにして、皆様と共に、法務省において新しい年を迎えることができ、大変嬉しく思います。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 令和7年の新春を迎えるに当たり、法務大臣として所感を申し上げます。

 まず、1点目として、我が国が、現在、更には将来直面する問題に対してどうあるべきかをしっかりと考えながら、法務行政の施策を推し進めていただきたいと思っております。
 皆様方も御承知のとおり、法務行政、これは正に国民生活の基本・根幹となる重要なものばかりです。法務行政の在り方一つで国民生活に大きな影響を与える、そういったものであろうと思っています。
 例えば、法務行政の重要な施策の一つである外国人の受入れの在り方について申し上げれば、少子高齢化が進み、労働生産人口が更に減少するという我が国が直面している大きな問題に対して、高度外国人材を含む優秀な外国人材の方々を受け入れることで労働生産性を高めていくことが極めて大事なことです。一方で、安全・安心な社会の実現のためには、受入れに当たってのスクリーニング、あるいはルールから外れた者への対処の在り方、これは、しっかりと厳しく行なっていく必要があると思います。正にこうしたバランスをどう取っていくのか、極めて大事であろうと思います。
 我が国が将来どうあるべきなのか、こうしたことを是非お考えいただきながら、法務省として何ができるかについて、中長期的な目線でしっかり御検討いただきたい、そのようにお願いを申し上げたいと思っています。
 私も政治家として、今後、我が国のより良い未来をどう切り開いていくのか、そうした初心を念頭に置きながら、皆様方にも御指導いただきながら全力を尽くしてまいりたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いします。

 2点目になりますが、私どもは社会正義を実現する崇高な役割を果たしている、正にこの法務省が社会正義を実現する崇高な役割を果たしている、そうした自負を持ちながら仕事に当たっていただきたい、その点についてもお願い申し上げたいと思います。
 私自身、法務省に身を置きまして2か月ほどですが、皆様方と一緒に様々な施策を行っていく中で、各部局それぞれが、国民生活の基盤そのものを維持・整備する、そうした重要な役割を担っておられる、そのことを日々痛感しているところです。
 もっとも皆様、特に若い職員の方々、私も霞が関の出身でありますから、記憶にありますけれども、やはり若いうちというのは、どうしても目の前の業務に追われて、法務省に対する厳しい報道、私も当時は大蔵省で厳しい報道もありましたけれども、こうした報道に接する中で、若手の方々は、なかなか自らが崇高な業務をやっているということを思い出すことが難しい状況もあろうかと思います。是非、幹部の皆様方にそうした若手の方々を支えていただきながら、全体の士気を高めていただきたい、そのことをお願い申し上げたいと思っています。
 改めまして皆様方には、国民生活の安全・安心の基盤を支えている、そうした崇高な役割を担っていることを自覚いただきながら、管理職の皆様方におかれましては、若手職員がそのことを十分に自覚できるよう御配慮いただいて、そして法務省職員全員が胸を張って業務を行っていけるよう、是非ともそうした指導もお願い申し上げたいと思っています。
 私自身も政治家としてスタートを切った時のそうした思いを胸に置きながら努力してまいりたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 最後に、皆様方とそしてその御家族の皆様が心身ともに健康であることが、良い仕事ができる礎だと思っています。管理職の皆様方には、職員の皆様が生き生きと働ける職場環境の醸成にも努めていただきたいと思っています。
 高村副大臣、神田政務官共々、我々政務三役としても、皆様方には、是非、色々言っていただいて、できることについては、全力で皆様方の思いにお応えできるよう努力してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。

 それでは、皆様方と皆様の御家族の御健勝、そしてこの法務省は、ますますその役割が増してくる中であります。法務省に対する信頼もしっかりと高まっていく、そして皆様方に御活躍をいただける、そんな一年となりますことを心から御祈念申し上げまして、私からの年頭の御挨拶に代えさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 本年もよろしくお願いします。

(以上)



出典:法務省 Webサイト
https://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00576.html

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